「人は18歳までに、人生で浴びる紫外線量の約50%を浴びている」
(世界保健機構(WHO)の発表)
大人がサングラスで紫外線対策をしているのに対し、子供は紫外線対策をしていない子が多いと思います。
これから夏休みに入り外出や外で遊ぶことが多くなるので紫外線対策をするのはいかがでしょうか。
あまり子供の紫外線対策は注目させていませんが、子供は外にいる時間が長く紫外線を浴びる時間も長いので、15歳までは特に目に対する紫外線対策を行いましょう。
子供が紫外線対策をおこなっていないとなりやすい目の病気
目の水晶体ですが、15歳頃までは紫外線を通しやすいという特徴があるので、子供の頃からサングラスをつけることで紫外線対策を行うことをお勧めします。
紫外線性角結膜炎
目が日焼けをした状態で、痛みや充血といった症状が出ます。
自然治癒することが多いですが、ステロイド系の目薬で治療すると良いです。
白内障
ピント合わせの機能を持つ水晶体が硬くなり混濁する病気です。
ぼやけて目が見えにくくなり進行すると失明になる場合があります。
瞼裂斑
日本人では「中学生3割」「高校生4割」が患っています。
黒目の両脇が黄色くなって盛り上がる病気で炎症を伴います。充血などの症状がある場合は、ステロイド系の点眼薬で治療が必要です。
翼状片
0〜5歳に浴びた紫外線量が多い場合になりやすいと言われており、白目の膜が黒目の中心に向かって伸びてくる病気です。
乱視や視力の低下を招き、進行すると手術が必要です。
サングラスを嫌がる子供に対して紫外線対策はどうする?
サングラスをしない場合は、帽子のつばが7cm以上あれば紫外線を約50%カットしてくれます。
また、木陰など日の当たらない場所でも、紫外線の影響を50%軽減してくれるので、日差しの強い日中はそうした場所に移動するなど対策が必要です。
紫外線が1番強い時間帯
1日のうちで午前10時から午後2時までが紫外線量が一番多いです。
この時間帯に外で活動することが多いのですが、その際は特に紫外線対策が必要です。
サングラスが制服の一部に!!
紫外線を吸収してくれるオゾン層が薄いと言われているオーストラリアでは、子供の制服にサングラスが取り入れられている所があります。
オーストラリアでは特に子供への紫外線対策が徹底されており、サングラスを制服に取り入れたり、帽子を被らない子供が外で遊ぶのを禁止したり、各クラスに日焼け止めが常備されているなど、紫外線対策が徹底されているそうです。
子供が自発的に紫外線対策を行うのはなかなか難しいので、大人が子供の紫外線対策に目を向けてあげて、目の病気にならないように対策してあげることをお勧めします。
ESSでは高校野球対応モデルも販売されているのでチェックしてみてください。