プロ野球で活躍している、正隨優弥選手が来期は楽天でプレーすることが決まりました。
プロ野球の現役ドラフトが12月9日に実施され、楽天は広島の正隨優弥外野手(26)を指名して獲得することが決定。
※正隨選手の入団会見は後日に行われる予定です。
正隨選手のコメント
突然のことで驚いていますが、これをチャンスと捉えて楽天で頑張りたいと思います。
カープファンの皆様、今まで応援いただきありがとうございました。
広島では一軍の舞台で活躍する姿をお見せすることはできませんでしたが、新天地で活躍する姿をお見せできたらと思います。
これからも応援のほど、よろしくお願いします。
プロ野球現役ドラフトとは?
新制度のプロ野球現役ドラフト?ですが、労働組合日本プロ野球選手会の働きかけで実現しました。
日本プロ野球選手会で2018年頃から議論を開始、2019年に正式に日本野球機構に提案しました。
当時の炭谷選手会長は「現役ドラフトを1年でも早く実施すべき。野球選手にとっては1年1年が勝負なので、その1年で人生が変わる選手もいる」と訴え、選手側からの強い要望がNPB(日本野球機構)を動かしました。
そして今年の12月9日に第1回目の現役ドラフトが実施され、そこで楽天は正隨選手を指名。
来季からは楽天でプレーすることになりました。
現役ドラフトの主な仕組み
・各球団が他球団から獲得できるのは1選手
・逆に流出するのも各球団1選手
・各球団が2人以上の選手リストを提出、全球団が1人ずつを獲得した時点で終了
・現役ドラフト対象選手は球団が選考
・現役ドラフト実施までにトレードを行った球団は、他球団へ移籍した人数を対象人数の8人から差し引く
(3人以上のトレードが成立した場合でも最少人数は6人の予定)
・現役ドラフトでは各球団が最低1人を指名
・対象選手に配慮し、非公開で実施
現役ドラフトはメジャーリーグを参考にしている?
現役ドラフトは、米国メジャーリーグがすでに導入している「ルール・ファイブ・ドラフト」を参考として制度化されたものです。
ルール・ファイブ・ドラフトは、実力がありながらも活躍の場が与えられない選手が、マイナーリーグで飼い殺し状態になることを防ぐために、他チーム所属の現役メジャーリーガーを指名して獲得できる制度で、毎年MLBシーズンが終了した12月に行われます。
現役ドラフトの趣旨
現役ドラフトの趣旨は、「普段自分が所属するNPBのチームで出場機会に恵まれない選手が、他チームに移籍することで心機一転、新たな活躍の場を得て活躍できることを目的」とする制度です。
この制度を活用することで、実力があるのに様々なチーム事情によって成績を残せていない選手の移籍を活性化させる。
そして他チームがこうした選手を指名して活躍の場を与え、戦力アップにつなげることが可能となります。
現役ドラフトは「出場機会を求める選手がレギュラーをつかむきっかけにもなり得る画期的な制度」として野球関係者・現役選手からも注目されています。
正隨選手は来期より楽天でプレーしますが、ESSは引き続き正隨選手を応援します!!