日本一過酷といわれる山岳レース「トランス・ジャパン・アルプスレース(TJAR)」
2002年に始まった大会で、2年ごとに隔年で開催されている通称TJAR。
今年もこの大会が8月11日(日)に開幕し、18日に幕を閉じました。富山県魚津市のミラージュランドをスタートし北、中、南の三大アルプスを越えて静岡県の大浜海岸を目指します。
総距離415km、累積標高が27,000mのコースを制限時間8日間(192時間)以内に踏破しなければならないレースで、30ヶ所のチェックポイントを通過しうち4つのポイントを指定時間内に通過する必要があります。
TJARのルール
宿泊については山小屋、避難小屋、宿泊施設などの小屋利用は禁止されており、テントやツエルトなどの幕営泊のみとなっています。山小屋での食事や食料の購入も禁止されていて、水のみ購入可能です。
参加資格
「過去70km以上のトレイルランニングレース完走経験」「標高2,000m以上の場所(北海道は標高1,500m以上)において10泊以上のキャンプ経験」という参加資格に加えて、「フルマラソンを3時間20分以内、あるいは100kmマラソンを10時間30分以内に完走できる記録を有する」「1日に25時間以上の山岳トレイルコースをコースタイム60%以下で走りきれる体力と全身持久力」などの条件を基準に書類審査にかけられ、書類選考を通過すると、実技と筆記試験による選考会があり、最終的に30名に絞るための抽選があります。
TJAR最速記録保持者の土井陵(どいたかし)選手
前回大会では、それまでの望月将悟選手の記録を6時間も短縮し最速記録を更新して優勝した土井選手。
2024年大会も開幕前から優勝が期待されていました。今年の大会ではスタートから5日1時間26分、1位でフィニッシュゲートへ到着しました。
土井選手のコメント
「語り尽くせないドラマがあり、これまでの人生の中で1番と言ってもいいくらい濃縮された時間でした」「痛み、睡魔、苦しみを乗り越えた先にあったものは…この先2度と感じることがないだろう、瞬間でした」と自身のインスタグラムにコメントを投稿し、大会を振り返りました。
土井選手の走る姿は多くの人々に感動を与え「勇気をもらいました」「かっこよかったです」と、ファンからのコメントで溢れました。
ESSアイウェアを装備して参戦
今年もTJARで大活躍した土井選手。レースにはESSのアイウェアを装備して参戦しました。
CROSSBLADE
究極に曇りにくいESS独自の特殊防曇コーティング(シングルフローコート)がレンズ内側に施されています。長時間のトレイルランニングでもストレスなく着用できて、体温が上昇しても曇りにくいレンズです。過酷な競技に挑戦する選手たちをサポートするアイウェアです。
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